SEOについて考える。

最近、仕事上でも、SEOの相談が多い。
それも、新規サイト構築ではなく、サイトを作ったが売り上げが伸びないから、SEO対策をしたいというものが多い。


お客さんが丸投げでなく二人三脚でやれるような人なら、相談に乗ることもあるが、
変な、自称コンサルなる人が仲介に入ることも多々ある。
こういう場合は、お断りするようにしているのだが、
こういう人が入ることが最近多い。


不景気で、個人商店の売り上げが落ちているこの時代に、
ECショップを開けば売り上げが上がるかもしれないという期待は、当然であるが、
それにしても、作りっぱなしや、約束が違う。という業者が多すぎる。


そして、そういうお客さんは得てして検索上位にくれば、売り上げが伸びると考える。
ここに、次の落とし穴があり、大金をはたいて作ったサイトが売り上げが上がらず、さらに、大金をはたいてSEO対策を施す。
が、売り上げが伸びない。
クリック数だけがあがるが、直帰率が高く、購入者がいない。
というパターンが非常に多い。


さらに、過度のSEO対策(専門業者に依頼)を施した結果、Googleの怒りに触れ、検索結果に出てこない、順位が一気に下がるという悲劇を体験したお客さんもいる。


結局、どんなにきれなサイトでも、どんなに上位表示されても、コンテンツに魅力がなければ、購入はされない。
ということは、間違いない。


ここで、もう一つ。
最近、SEOの本や講習で、小手先の技術をやめてコンテンツを充実させよう。
といったものが多くなってる。
間違っていないと思うし、正論だと思う。
正論だが、ふと、うがった見方をしてみた。
これは、逆にSEO業者が一般の人にSEO対策させないための情報提供ではないか。
まぁ、自分のひねくれた目線での発想だが、こんな発想もありかと思う。
お客さんは、大金を投資してるんだから、時間を掛けてコンテンツを充実しましょう。では、余裕がないと納得してくれない人も多い。


と、いろいろ言うが、そうはいっても、正論は、正論で自分も正しいと思うし、小手先で散っていってる人も実際に存在する。
不確かなブラックボックスへの挑戦なのだから、リスクもまた、受け入れる必要もある。
だからこそ、自分は、SEOの仕事をしたくない。

SEOブランディング